養之如春

我が家で育てている観葉植物たちの成長記録です。

観葉植物を育てるのに案外必要ないふたつのもの

一年間植物を育ててきて知ったことのひとつに、書籍やネットに載っている情報は案外アテにならんというものがある。載っている情報が「一般的」なものであることに間違いはないし、とりあえずそこから始めて模索しながら自分のスタイルを見つけていくしかないのだけれど、相手が生き物であるだけに提示された一般性から逸脱しにくい趣味なのではないかと思う。「間違ったら命がない」みたいな感じ。

そんなわけで、このブログでは「一般的にはこう云われてるけどそうでもないよ」という情報を積極的に掲載していきたい。大切なのは「よく観察し、お水をあげすぎないように」育てることで、これだけ守っていれば、植物は案外死なない(体感)。

 

今回は、屋内で植物を育てるのに一般的に要るとされているが我が家では全然使わなかったものを紹介していこうと思う。参考になればうれしい。

 

①受け皿

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受け皿、絶対要ると思ってた。だから最初のうちは鉢と同じ数だけ買っていた。が、いまは全く使っていない。すごい無駄な買い物だった。安いけど。

そもそも、決められた置き場所で水をやるスタイルでは受け皿に貯められる分しか水をやれないのだが、水やりのときは、土中の老廃物などを水と一緒に流すためにジャバジャバたっぷりとやるのがいいとされる。4号鉢でも1リットルくらいあげるので、受け皿にはとても貯めきれない。我が家では、暖かい時期は外で、寒い時期は流し(台所)でジャージャーあげている。その後しばらくして鉢底から水が垂れてこなくなったら窓辺に戻すので、受け皿は要らないのである。

ただし、部屋(鉢を置く場所)を汚したくない人は、あった方がいいと思う。うちの場合はこの出窓の特等席に一鉢でも多く並べるため、邪魔になる受け皿は使っていない。

 

②ジョウロ

衝撃じゃない? え、植物育ててるのにジョウロ要らないってことある? って思わない? うちにももちろん最初はあった。IKEAで買った小洒落たジョウロが。しかし、いまうちで日夜活躍してくれているのはこれだ。

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2リットルのペットボトル4本。これが、約50鉢育成中の我が家にとってほどよい量である。真夏は6本あってもいいのだが、まあ使い終わったやつにまた水を入れればいいだけなので6本常備しておく必要はない、かさばるし。それを言ったら2本でよくね? と思われるかもしれないが、2本ではすぐになくなってしまうので、4本あると、まあだいたい足りるわけである。あと、メネデールを入れることも多いため、2本ずつ作るのは割とだるい。4本分まとめて作って、足りなければ追加する。なんで偶数かというと、腕が2本あるからである(かっこいい理由)。

最初はペットボトルからジョウロに移して水やりをしていたのだが、ある時ふと、ペットボトルで直接あげてよくね? と気づき、それ以来ジョウロは不要になった。ただし植物によってはペットボトルであげにくいものもいるかもしれない(株元に葉が茂っていて土が見えない上に葉の上から水をかけると葉が弾いてしまって土まで届かないとか…)。

 

ちなみに、一般的には必要とされていないが我が家では超必要なものが、くるくる水切りラックだ。流しに乗せて水切りができる、あの、ほら、くるくる丸められるやつである。うちはあれに鉢を乗せて、ペットボトルでジャージャー水をかけている。4鉢くらいまとめてやって、そのまま数分置きっぱなしにしておき、水が垂れてこなくなったのを確認して元に戻す流れだ。あれは本当に便利グッズで、我が家では植物にしか使っていないが、洗い上がりの皿とか、野菜とかもたぶん水切り目的で置いておける(あいつからしたらそっちが本業だ)。2,000円ほどで買えるので、ぜひ園芸ライフに取り入れてみていただきたい。